観たもの、聴いたもの、読んだものなどなど。思ったことや感じたことを書いていこうかなと…。

2007-03-18 Sun 03:16
『月光ゲーム Yの悲劇’88』
月光ゲーム―Yの悲劇’88 月光ゲーム―Yの悲劇’88
有栖川 有栖 (1994/07)
東京創元社
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夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた
英都大学推理小説研究会の面々――
江神部長や有栖川有栖らの一行を、
予想だにしない事態が待ち構えていた。
矢吹山が噴火し、
偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして
陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ
その極限状況の中、
まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。
その魔の手にかかり、ひとり、またひとりと
キャンプ仲間が殺されていく…。
いったい犯人は誰なのか?
そして、現場に遺されたYの意味するものは何?
平成のエラリー・クイーン有栖川有栖
記念すべきデビュー長編。  ――― 扉より

閉ざされた空間の中で事件が起こるという設定は
まぁ珍しくもないですが、面白かったです。

エラリー・クイーンは読んだ覚えがないのですが
有栖川さんとタイプが似ているのだとすれば
私は好きなのだろうか。

= 以降、ネタバレの恐れあり =

面白いのだけれど、登場人物がちょっと残念な気も。
孤立した空間で連続殺人が起きるとなれば、
ある程度の人数がいないと面白くないだろうとは思いますが、
最後まで魅力というか存在意義を感じられない人がいて。

あの状況下で事件の真実を見抜いてしまう江神部長は
相当な人物だと思いますが、
いかにもスーパーマン然として描かれていないところが好き。

ダイイング・メッセージの“Y”の意味、
ちょっと厳しいんじゃないかとも思ってしまいましたが
最後まで読んだ後に載っている写真を見ると
もうそのようにしか見えない私は単純です。

20070128223936.gif

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