2009.11.07 『二島縁起』

二島縁起二島縁起
(1995/10)
多島 斗志之

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阿浦衆と末裔たちの秘密に挑む海上タクシー<ガル3号>。
闇に響く短・短・長の警笛。

『貴船は危険に向かいつつある』
――――― 帯より

面白くないとは言わない。
これまでに読んだ多島作品の中では随分とっつきやすい。
(まだほんの数冊しか読んでないけど)

二島間の争いだとかその歴史だとかも
あまりくどくど書かれてないおかげか、面白い。

海上で敵に追い詰められてしまうあたりなんかは
ドキドキしたりハラハラしたりもする。

なのに「何かもったいないなぁ」なんて思ってしまう。

砦島を守りたい理由だとかがありきたりに思えちゃって。

どうやらシリーズものらしく、しかもこれは第2弾らしい。
読む順番を間違えた。

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暗い日曜日暗い日曜日
(2006/02)
朔 立木

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有名作家・梶井舜が、共同制作者として十数年、
関係をもってきた愛人の津島七緒を包丁で刺殺し、
翌朝、夫を探しに行った梶井の妻に発見された。
現場は七緒のマンションの一室。
妻の通報で駆けつけた警察官に、
梶井は素直に犯行を認め逮捕されたが…。
『死亡推定時刻』の川井弁護士が直面する愛の相剋劇。
多くの刑事事件を扱ってきた著者だからこそ、描き得る
迫真のリーガル・サスペンス「長編書き下ろし」。
――――― 「BOOK」データベースより

すらすら読めるし面白くないわけじゃないんだけど、
何故だかあまり「好きだ」という印象が残らなかったな…。
登場人物の問題だろうか…。

弁護士サイドは好きなんだけど。
商売っ気のない弁護士を支える事務のベテランも
奥さんや2人の子どもも。

事件の筋そのものにもさほど引き込まれないまま終わっちゃって。

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2009.11.06 『看守眼』

看守眼看守眼
(2004/01/16)
横山 秀夫

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いつか刑事になる日を夢見ながら、
留置管理係として過ごした近藤。
まもなく定年を迎える彼は、
証拠不十分で釈放された容疑者の男を執拗に追う。
マスコミを賑わした「死体なき殺人事件」の真相を見抜いたのは、
長年培った「看守の勘」だった。(『看守眼』)ほか、
短篇の名手の本領発揮、人生の一瞬を切り取る渾身の小説集。
――――― 「BOOK」データベースより

何でだか連作短編だと思い込んでたけど違った。

「残念」というのはないんだけど
「大当たり!」というのもなかったかも。

一番好きだったのはやっぱり『看守眼』だろうか。
ファミレスの中と外の光景が。

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エスピオナージエスピオナージ
(2007/08)
麻生 幾

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リアル諜報ミステリー誕生!
現実の事件を元に、秘められてきた警察の
“裏”捜査を描き尽くす。

日本国内での暗躍に苛烈さを増すロシア工作員に
壮絶な闘いを挑む警視庁のスパイ・ハンターたち。
捜査線上に浮かび上がる正体不明の男と女。
執念の操作が辿り着いた衝撃の真実とは?

謎が謎を呼ぶ展開、全編に漲る緊迫感、
胸を締めつける結末。
怒涛の書き下ろし1200枚!

ソ連崩壊に伴い悪名高きスパイ組織KGBも消滅した。
だが、その使命は後進であるSVRに引き継がれ、
その牙は今も日本に向けられている―――
警視庁外事第1課第4担当を率いる水越紀之警部は
常にその信念を揺るがすことなく、ロシアの諜報活動を
阻止するための捜査に全身全霊を捧げていた。
ある日、水越は二年間追い続けた
SVR機関員デミトフの検挙に成功する。
束の間の勝利に浸る水越だったが、それは大きな間違いであった。
その検挙は、何年にもわたって
外務省幹部に諜報接触を試みていた大物工作員<渡り鳥>に
つながる端緒を失うことを意味していたからだ。
大失態を取り戻すべく懸命の捜査を行う水越たちが
やっと掴んだ手がかり。
それはどう見ても普通の主婦にしか思えない
小野寺美津江という女の存在だった。
だが美津江、そしてその夫である敦史の捜査は困難を極める。
彼らを幾重にも覆っていた謎が解け始めた時、
隠蔽され続けた悪魔の所業が明らかになる……。
運命と国家のエゴに翻弄された男女の愛が導き出した答えとは?
――――― 帯より

どうやら決定的に私には合わなかったようだ。
全然入っていけない。

一応最後まで読んだので星は3つつけたけど、
ものすごく頑張って読んだ、という感じだし
時間もとんでもなく掛かった。

それとも単純に私の体調の問題なんだろうか。
だとすれば別の機会に読めば印象も変わるのかな。

残念ながら明日が返却期限なので
今回は再読する時間はないので
機会があればまた試してみるかもしれない。

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2009.11.02 『悪党』

悪党悪党
(2009/07/31)
薬丸 岳

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自らが犯した不祥事で職を追われた元警官の佐伯修一は、
今は埼玉の探偵事務所に籍を置いている。
決して繁盛しているとはいえない事務所に、
ある老夫婦から人捜しの依頼が舞い込んだ。
自分たちの息子を殺し、少年院を出て
社会復帰しているはずの男を捜し出し、さらに、
その男を赦すべきか、赦すべきでないのか、
その判断材料を見つけて欲しいというのだ。
この仕事に後ろ向きだった佐伯は、
所長の命令で渋々調査を開始する。
実は、佐伯自身も、
かつて身内を殺された犯罪被害者遺族なのだった…。
『天使のナイフ』で江戸川乱歩賞を受賞した著者が、
犯罪者と犯罪被害者遺族の心の葛藤を
正面から切り込んで描いた、衝撃と感動の傑作社会派ミステリ。
―――――  「BOOK」データベースより

面白かった。

どの事件も酷い話で読んでて楽しいものじゃないし
赦す・赦されるとか被害者・遺族、加害者・家族とか
色々考えさせられる結構ヘビーな内容なのに
一気に読めちゃうのはさすがなんだろうな。

目の前で泣きながら謝れば赦すのか
服役を終えれば赦されるのか
何をもって「罪は償った」ってことになるのか。

あの終わり方(特にエピローグ前の)も、あれで良かった。
ああでなければ苦しすぎる。

薬丸作品の中では『天使のナイフ』の次に好き。

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